2008年11月17日『くだらない嘘をつく』
私はくだらない、誰のためにもならない嘘をつくことがある。
たとえば。
数年前のこと。
私はハエトリグモが好きなのだが、その理由を問われて、こう言った。
「縞模様がシマリスのようでかわいじゃないか」
問うた人は、そんな発想信じられんとつぶやいた。
確かに縦縞があるハエトリグモをみてシマリスのようだと思ったことはある。 しかし、ハエトリグモが好きな理由はそれじゃない。 あの小ささ、あの身軽さ、あの形、顔、あのしぐさが好きなのだ。 それに刺したり噛んだりしないし。
なのに言葉を発したときはそれが本当のことのように話す。 自分自身に対して「ちゃうやろ!」と突っ込みが入っても、そのまま勢いで話す。 訂正するべきなのに、しない。
なんなんだろうな、これは・・・。 その場が取り繕えたらそれでいいのだろうか? 我ながら嘆かわしい。