幼少の頃、『兼高(かねたか)かおる 世界の旅』という番組が好きでよく見ていたものです。その番組ではアマゾンもサハラ砂漠もツンドラ地帯へも、あちこちにどんどん行っては、そこに住む人々と交流をしていたと覚えています。
成長して働くようになり、あるとき、仕事仲間と会話をしていてこんな話が出たのです。
「誰それさんは旅行が好きで、世界中を旅したんだってさ」
私、嬉々とした顔で「おお、じゃあトンガやセネガルなどにも行ったんだ!」・・・・・・しばし気まずい空気がその場に流れたのでした。
日本人が「世界中」というときの世界って、結構限られた国々や地域の話が多いですよね。